見聞録
027に掲載した銀水支所が解体された。(BBSに解体の様子を掲載)三井港倶楽部のように保存運動も起こらなかったのは残念だが、まもなく熊本で上熊本駅が解体、移築される。
上熊本駅は1891年(明治24年)に開業、当時は池田停車場と呼ばれていた。計画当初、熊本城西側の唐人町付近に駅を設置する予定だったが、当時、鉄道は迷惑施設と考えられていて、地元が頑強に反対。結果として、現・熊本駅(春日停車場)と上熊本駅に停車場が設置されることとなった。現在の駅舎は1913年(大正2年)に改築されたもので、寄棟の屋根がスマートな大正ロマンを感じさせる建物である。
九州新幹線の工事でこの付近が高架となるが、駅舎がそのルートに当ることが判明、解体をほのめかしたところ、地元で保存運動が起こった。その運動の中心となった熊本まちなみトラストに知人がいて、その人から話を聞いていた。結局、その運動が実り、近くの市電の駅の上屋として移築されることとなった。小生の周りでも古い建物が姿を消しており、一抹の悲しさを感じていたが、本当によかったと思う。多くを望んではいけないのだろうが、願わくは、大正時代の雰囲気をもった移築となってほしい。
写真をクリックすると保存計画図が掲載された熊本まちなみトラストのHPに行きます【051016】
名古屋ネタをもう一つ。今年の中日ドラゴンズはペナントレースで快調な滑り出しをした。ところが、交流戦でガタガタ。これが最後まで影響している。
交流戦は、ロッテが1位、ソフトバンクが2位となったが、パリーグとペナントを競うわけではないから、ロッテを抜かなければならいとうことはないだろう。
しかし、交流戦のセリーグだけの順位に直しても5位、15勝21敗と大きく負け越した。その後、11連勝して阪神タイガースに0.5ゲーム差まで迫ったが、阪神も今年は好調。そう甘いものではなかった。
セリーグでは、勝率の1位と勝ち数の1位が異なるチームの場合、プレイオフを行うとしたが、中日は勝率ではまず首位とはならない。阪神の引き分けが5もあるから(中日は1)勝ち数1位を何とか・・・というところだろう。しかし、これで中日が優勝できたら奇跡とまでは言わないにしても、驚くべきことではあるだろう。
今のセリーグでは本当にいいチームなので、残るペナントレースを大いに盛り上げてもらいたい。
写真をクリックするとナゴヤドームに行けます【050911】
九州に住んでいると、東京や大阪には行っても名古屋にはなかなか行かないが、今年は万博開催のおかけで名古屋に行く機会があった。しかも、万博だけでなく、名古屋のまちを観察する時間があったので、暑い中、足が痛くなるまでまちを歩いてみた。
名古屋城やテレビ塔などの有名な建造物も素晴らしかったが、
しかし、立ち止まって見ると大牟田の市庁舎(1936年竣功)とよく似ていて味がある。ここらは、さすがに昔の官庁建築というところだが、他の庁舎が壊されていく中、だんだん価値を増してきた。
写真をクリックすると
#027 銀水支所廃止
唯一、建物とともに廃止されるのは銀水支所である。この銀水支所は、昭和25年に建てられたもので、もうこのての木造の公共建築物は市内に見られなくなっている。
戦後、建物の不燃化が進み、特に公共建築物は非常時の対応等のため、ほとんどが耐火建築物となっている。恐らく、今後、このような規模の木造公共建築物は建てられることはないだろう。小生は、JR
支所という機能については、年間1回も使わないから、小生は廃止に異論はないが、この木造建築物が無くなるのは痛い。セメント瓦も下見板も色あせて、市民にはボロ小屋にしか見えないかもしれないが、小生にとっては味のある建物だ。無責任な言い方ではあるが、廃止後、誰かが引き取って使ってくれないだろうか。
間もなく、銀水支所は解体されることになるだろう。資料が集まればおから研究室のテーマとして銀水支所を取り上げてみたいと思っている。【050807】
#026 2005年交流戦
昨年の近鉄バファローズの身売り問題から始まったプロ野球改革で、今年から交流戦が開催されることとなった。
オープン戦と違って、ペナントレースの勝率にもカウントされるので試合も真剣だった。観客動員数はパリーグは全球団アップ、セリーグはジャイアンツとカープを除いてダウンという結果になった(今期の同一リーグ内の主催ゲーム比)。
パリーグは長年の念願が叶ったということだろうが、セリーグは、ジャイアンツとカープもごくごく微増であり、大勢は『やりたくない』と思っているだろうが、人気球団に頼った運営を省みる機会にもなったのではないだろうか。
しかし今回の交流戦は、プロ野球ファンとしては、気合の入らないオープン戦などとは比べものにならないくらい面白かった。多分、各球団とも対戦相手のデータくらいは取り寄せていただろうが、実際の対決となるとデータだけで出来るものはないだろう。『初顔合わせ』の実力対決だけに迫力があったと思う。
ただし、1球団36試合は多いのではないだろうか。交流戦で年間の試合数の1/4以上である。興行上の効率性(3連戦)や公平性を考えてこのような数になったのだろうが、交流戦期間を連続して設けたからかもしれないが、もう少し減らさないとだらけてしまう。
まだまだ改善の余地はあるようだが、来年以降も続けて欲しいと思う。
写真をクリックするとオープン戦ダイジェストが見れます【050702】
SEO | [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送 | ||