通勤快特アドレスV160G(V125改)

 

PCX150が退役することとなったので、次の二輪を探すこととなった。

生活の中では、地域高規格道路(有明海沿岸道路 制限速度60km/h)を使いたい。つまり、125cc超、軽二輪ということになるのだが、諸般の事情で小さい車体が欲しかった。

現行の150ccクラスはホンダもヤマハも小さいとは言えない。大きさはアドレスV125くらいがベスト。

そこで、125ccをボアアップして150ccクラスとすることとした。

現行のアドレス125はデカくなっているので、新車で小型125は入手できない。

運良く、走行距離数が3.4kmの中古のアドレスV125Gを見つけることができたので、遥か遠くまで出かけ、運んできた。

アドレスV125はかなりの台数売れておりメジャー車両、ボアアップキットをはじめとした改造用部品も豊富にある。

ギンギンの走りを求めていないため、SP武川のレギュラーガソリン仕様のeco161ccキットとし、マフラー、駆動系もひと通り改造した。

さらに前カゴ、リアボックス、時計、ダブルホーン、ハザード配線、ヘッドライトのH4化とLEDバルブ、ハイビームインジケーター、ステンレスブレーキホースを取り付け機能性、安全性を向上、通勤向けの仕様とした。

 

もともと、アドレスV125は「通勤特急」と呼ばれていたが、パワーアップしただけでは「特急」の域を脱しない。

合法的に自動車専用道路に乗れてはじめて「快特(快速特急)」となる。

改造することよりも軽二輪化することが今回のテーマ。

未経験の原付2種改の軽自動車届出(軽二輪登録)にトライした。

 

手続きの方法をネットで検索すると、少数ではあるが、実例が出てきた。しかし、必要書類などは陸運支局ごとに違うとの情報。

ならば、九州陸運局福岡陸運支局久留米自動車登録事務所に電話して聞くことが確実。

電話すると、以下の書類を用意するよう指示を受けた。

 

◆原付(2種)の廃車証明(市町村発行)

◆諸元がわかる書類

◆排気量計算書

◆車台番号の石摺りもしくは写真

◆住民票

◆自賠責

◆印鑑(認め印)

(実車の持ち込みは不要)

 

書類作成には、およそ、ネットにある他の陸運支局での体験談が応用できそうだった。

窓口は9時から16時まで。いくつかの窓口を回らなければならないので、15時半頃までには到着しておくこと、とのことであった。

中古車購入時には廃車証明はもらっていなかったので、譲渡証明を使って市町村の窓口で原付2種のナンバープレートの交付を受け、即日廃止。これで廃車証明をもらった。

その他の書類はネットにあった提出資料を参考にして、ワープロで作成。

「諸元がわかる書類」には、ボアアップキットの納品書とSP武川のカタログの写しを付けておいた。

石摺りは、塗装用の養生テープを使って石摺りをし、車台番号の写真の下に貼った。

 

 




 

←石摺りは紙を当てて何度かチャレンジしたが、うまく取れなかった。ネットで検索してみると塗装用の養生テープ(ホームセンター、百均に置いてある)でやればうまく取れるとの情報。果たして、紙で取るよりきれいにできた。しかし、元の刻印がガッチリしていないので、読めるかどうかわからなかった。画像も文字が判別できるよう、きれいに撮るのは簡単でなかった。結果、画像、石摺りの両方を提出した。

 

13時半頃窓口に着くと、用意してきた書類をひと通り見てもらい、「いいでしょう。」とのことで、近くの陸運会館の九州陸運協会で自動車重量税4,900円の印紙を買って台紙に貼付するよう指示された。(最初に購入しておけば時間短縮ができたのだが。)

登録事務所の窓口に戻り、申請書類の書き方を教えてもらい、見本に従って記入し提出。

書類のチェックは数分。SP武川のカタログには『競技専用パーツにつき、一般公道での走行はできません。』の文字があったが、それも含め自己責任の念書。

特に指摘されることもなく「軽自動車届出済証」をもらい、次は、近くの軽自動車会館に行くよう指示された。

軽自動車会館の福岡県自動車標板協会の窓口でナンバープレート発行のための書類を書き、「自動車番号標」を570円で購入して終了。

手続きに要した時間は全部で30分くらいだった。

 


 

有明海沿岸道路を試運転してみた。この自動車専用道路は時間と場所によって流れが速いときもあるが、80km/hくらいの範囲であればV160Gで十分流れに乗れる。

ただし、100km/hで流れる九州道(高速道路)となるとキツイだろう。

PCX150のときもそうであったが、150ccクラスは110km/h前後の最高速を出せても90km/hを超えての加速は自由自在という訳にはいかない。

まして、アドレスV125の小柄の車体では安定性に乏しく、高速での操作は神経を使う。

したがって、制限速度60km/hの自動車専用道路で留めておくのが無難だろう。有明海沿岸道路に乗れれば十分に「通勤快特」である。

 

なお、アドレスV125を改造したことのある人の大部分が思うことであるが、ノーマルのバランスは申し分ない。本当によくできている。

今回は自動車専用道路に乗るための改造であるが、原付2種のまま乗るのであればノーマルを推奨する。(2020.03.31

 

 

 

 

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