栄町物語

Z.がんばれ!新栄町

 

 

かつて大牟田は石炭でにぎわい、まちが発展しました。アジア諸国の躍進により、日本では重厚長大型の産業は衰退し、ソフト化が進行しました。大牟田の人口は減少し、高齢化が進みます。一方では、国民の生活は飛躍的に向上し、自動車に乗るのは当たり前になりました。国民のモノに対する趣向も変わり、流通業界も変わらざるを得なくなりました。宅地開発や郊外型店舗など、外延的に広がる投資は、大牟田では旧来のまちには戻ってきません。

社会の移り変わりを考えると、松屋地区や新栄町地区の空洞化は、商業だけの問題ではなく、時の流れのなかで都市のひずみが集中した場所としてとらえるべきでしょう。

栄町には、現在、いくつかのマンションの計画があります。新栄町は農村から工場に、工場から商業地に、そして今度は、商業地から住宅地へと生まれ変わるのかもしれません。

よくよく考えれば、これほど基盤が整った地区もそう多くはないはずです。商業のまちとしての再生は難しいかもしれませんが、再浮上の可能性は十分にあります。新栄町の次の姿を楽しみにしています。(2007.12.30

 


解体後の井筒屋とエマックス。次の展開に期待(2007年)

 

 

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