島原航路のこと
〜大牟田側からの視点で〜
平成25年10月、島原航路の存続を危ぶむ報道がされた。島原航路を経営している島原鉄道鰍フ後の発表を見ると、この報道は、企業としての発表ではないと受け取れるが、いずれにしても大変厳しい状況にあることは間違いない。
自家用車の普及、道路網の整備、鉄道の発展等、生活の利便性が向上したことを考えると、旅客のみの島原航路はこのような話が出るのも不思議ではない。さらに、地域の経済情勢、人口等の地域の活力の源が劇的に回復する可能性は低く、先行きは一層厳しくとなることが予想される。
島鉄は鉄道、バス、タクシー、ホテルなど、様々な事業を行っているが、経営のエネルギー配分をどうするか、島鉄にとっては企業の存続の問題である。島鉄という企業だけでなく島原半島の人たちも『最大多数の最大幸福』を論議している。勿論、島原航路が廃止となると寂しいが、東岸から無責任に「存続を」ということは言えないと思う。
ただ、島原航路が有明海東岸と島原半島を結びつけたという功績については語っておきたい。
島原半島の人たちには『大牟田航路』に対して違った見方があろうかと思うが、今回は有明海東岸、大牟田側から見た研究として『島原航路』を考察する。
なお、この研究は未了という扱いで公表する。主に大牟田側の資料でまとめているが、かなり断片的であり、倒産した島原観光汽船鰍フ記録などは皆無に等しい。また、記憶だけで書いている部分もある。
島原航路をご存知の方から情報の教示、掲載内容の誤りの指摘をお願いしたい。(2014.02.11)
島原新聞(平成25年10月25日)※当研究室のリメイク版
有明新報(平成25年12月6日)
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