通勤特急

〜PCX150 アドレスV125〜

 

◆PCX150◆

エストレヤを譲ったあと、ホンダPCX150を購入した。

大牟田・柳川地方では有明海沿岸道路という地方高規格道路(無料の高速道路)が出来たので、高速道路を走れる二輪にしたかったこと、任意保険の等級が下がっていたのでこれを継承すること、家内の通勤用として取られること、を想定して軽二輪のスクーターとした。

ただし、最近の250ccのスクーターはロング&ローばかりで、機動性が良いとは言えない。

昔、スズキから出していたヴェクスター150くらいが理想だったが、残念ながら入手ができない。現行モデルであるヤマハのマジェスティSと比較して、ホンダのPCX150となった。

の二輪は125ccバージョンが人気車種となっており、このクラスが常用となっている東南アジア、タイホンダの製造。信頼性は高い。

乗ってみると挙動はスムーズ、街乗りでの燃費は20km/Lくらいで思っていたほどではないが、遠乗りすると40km/Lを超える。

街乗りの加速には不満なし。一般道ではキビキビと走る。GB250クラブマン並みの取り回し。

アイドリングストップも気持ちがよく、発信するときは、四輪のようなセルモーターの音はなく、ごく自然にエンジンがかかる。

たまにではあるが、加速時に後輪から異音がするようになった。PCX特有の症状とのことで、近々バラして修理しようと思う。

80100km/hまでの加速には辛抱が必要。高速道路は100kmまでの走行なら我慢できる。150ccという排気量だから、中・長距離の快適性を求めるのは難しいだろう。

街中ではやはり、あと少し小さければいいと思うのだが、全般的には、期待どおりの活躍をしてくれており、日常生活の支えとなっている。

 


 

 

◆アドレスV125◆

我が家にはジョルノという1992年型の50ccスクーターがあり、子ども達の足となっていた。

もう生産されることもない2サイクルエンジンでとても楽しく、25年目にしてハイスピードプーリーとウエイトローラーの変更で60km/hのメーターを振り切っていた。

しかし、樹脂製の部品はとうに限界を超えており、ツギハギだらけ。家族全員が自動二輪免許の所有者となったことを機に退役、二段階右折も不要な原付二種に道を譲ることとなった。

さて原付二種は何にするか。子ども通学の関係上、駅の自転車置場に止めなければならない。この自転車置場は原付二種まで駐輪可とはなっているが恐ろしく狭い。したがって、一番の条件はコンパクトであることとなる。

よくできた二輪であり、150ccを所有していることからメンテナンス時の部品の共用ができるので、PCXの125という選択肢もあったのだが、いかんせん大きさがきになる。

小さい125ccを探しているとスズキのアドレスV125に出くわした。通勤快速ならぬ「通勤特急」の異名をとるスズキのモデル。販売当初、爆発的に売れたのでホンダ、ヤマハからもライバル車が出された。

全長1,750mm1,930mm)、ホイルベース1,2351,315mm)、重量97kg130kg)【←( )はPCX】

コンパクトさでは比類なきモデルで、装備も絞っているだけに価格も安い。

こちらは台湾での生産。台湾でもこのクラスのバイクが束になって走っていた。

これにしよう。今年8月からの排ガス規制の強化のため、現行モデルは生産をしていないとのこと。たまたまあった展示車両を購入した。

本当はファンキーな青がよかったのだが、展示車両だからわがままは言えず白、パールが入っていて上品ではあると思う。

バリエーションは、装備によってV125SとかV125Gとかがあるが、何もない付かない硬派なV125。これでよい。

初期モデルからパワーダウンしたエンジンは7.3KW9.9PS)、このクラスとしては必要十分。パンチ力はないがスムーズな走行ができている。

コンパクトさからすれば、短距離の通勤通学では無敵と思われる。

 


 

 

◇通勤・通学用としての装備◇



時計…相当な余裕をもって家を出る人には無用かもしれないが、残念ながらそれができておらず、時間を気にしながら走るので時計は必需品。

PCXには豪華な(?)電波時計をハンドルにクランプ、アドレスには1,000円の小型時計を両面テープで取り付けている。

トップケース…いずれもシート下に物を入れることはできるが、それだけでは不十分。

ロードタイプでは朝日風防のチャンピオンバッグを使っていたが、スクーターではトップケース。スペインのSHAD製を使っている。車格に合わせてPCXではSH40(40L収納)、アドレスではSH33(33L収納)にしている。ヘルメット、グローブ、レインコート、ブーツカバーは常備しておかなければならない。大変便利である。

蛇足であるが、どうしてもマフラーを交換してしまう。両車ともステンレス製マフラーを装着。これは完全にオヤジの趣味である。

このクラスだと、もともと単気筒のマフラーであり、軽量化の効果はたいして見込めない。アドレスはノーマルマフラーが最強という説さえある。わずかに出力特性が変わったのはわかる。十分規制値内だが、音量音質も変わる。

決定的な利点はメンテナンス。両車ともセンターロック式の後輪であるから、脱着の際はエンジン側の根本からマフラーを外さなければ後輪は取れず、タイヤやブレーキシューの交換もままなない。社外品の2ピースのマフラーだと、サイレンサーだけ外せばいいので、その点は手間がかからなくてよい。

(2017.04.16)

 

 

 

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