有明望嶽庵 交番コレクションC

三里交番系

 

三里交番は明治末期の三池港、大正期の四山坑の開坑により、大いに賑わった三池港・三川三里地区を管轄している。管内は国際港、漁港、鉱業所、歓楽街、商店街、社宅が混在しており、あらゆる治安維持対策が必要であった。

三里交番(三川町5丁目4-3

前身の早米来駐在所は、明治44年、現在の三川町5丁目の勝光寺付近(大字三里1183)に開設され、昭和6年に廃止された。廃止と同時に三里第二派出所(三川派出所が三里派出所とされていた時期であったため「第二」となった)が開設された。場所は大正15年認可の三川町第一土地区画整理事業で整備された現国道389号沿線(三里町2丁目5-2)であった。平成24年、有明海沿岸道路に伴い整備された勝立・三川線沿いの現地に移転、再び開設時の早米来駐在所付近に戻ってきた。途中、三里町派出所という名称だったが、「三里」に変更。統合前は四山社宅、浪花町、早米来町、三川町5丁目、三里町、船津町を所轄していた。



 

 

三川交番(三川町2丁目1-2

三川駐在所は明治23年、三川村大字三里字南船津の民家に開設され、明治24年、天領橋南側付近に三川村駐在所として新築移転、明治44年、三川町派出所が現地に設置された。同派出所は、三池港、三川坑が近くにあり、市南部、旧三川町の拠点であった。諏訪町1〜2丁目、小川町、三川町1〜4丁目、西港町、汐屋町、姫島町、入船町、高砂町、上屋敷町、加納町、新港町社宅を所管していた。平成13年廃止、三里交番に統合された。また、明治39年から大正14年にかけて現三川町1丁目(大字三里2172)の諏訪川沿いに加納駐在所が設置されていた。


 

 

水上派出所(新港町)

三池港の築港と合わせ、明治41年、三池港水上巡査部長及び巡査派出所として開設された。駐在所の時期もある。現在の島原行き乗船場の場所が検疫所であった頃から、同所に隣接して設置されており、敷地内で建て替えが行われていた。三池港一円を所轄していた。平成10年廃止。

 


 

 

天領交番(天領町1丁目198-3

開設時期は不明であるが、昭和13年以前に川尻駐在所が置かれ、昭和13年以降は川尻派出所となっていた。天領保育所東側の筋向い(諏訪町2丁目)に設置されていたが、昭和26年頃、天領町1丁目の現地に移転し天領町派出所となった。白金町、片平町、若宮町、延命寺町、右京町、諏訪町3丁目、山下町など所管していた。平成15年廃止、三里交番に統合された。



 

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