(2) 荒尾の煙突

*旧三池合板工業

有明海を望む大島の埋立地にある旧三池合板工業の煙突です。

円筒鉄筋コンクリート造自立型の親子煙突で、高いほうの煙突には『三池合板工業』の文字が残っています。

三池合板は昭和44(1979)に操業開始。隣接してラワン材の水中材木場もあり、将来は木材加工団地として拡大させる構想もありました。

現在は廃業し、既に工場の建屋もスラム化しており、全体でいい味を出しています。

旧四山坑、四山社宅、材木置場と連なった広大な土地でありますが、そう簡単に跡地の利用がされないと思われます。今は放置されていますが、いずれは壊される運命と思います。

 

*宮内出目東の元銭湯

荒尾市役所から北側の踏切を渡ったところにある、元銭湯の煉瓦煙突です。建屋の正面から見ても普通の民家に見えますが、裏に回ると煙突が出てきます。

荒尾の銭湯(元銭湯)の煙突の中で最も由緒ある造りの煙突です。

高さもそう高くなく(むしろ低い)、煉瓦の焼けムラもアンティークな雰囲気に磨きをかけています。釜場の煉瓦もいい具合に残っており、静かさの中にも迫力を感じます。

 

 

*高森興産

荒尾市中部のシンボル、高森興産の鉄筋コンクリート造自立型の煙突です。

平成16年(2004年)に改修されました。長男が『おとうさん、煙突が低くなったよ。』と教えてくれました。

写真左が改修前の煙突で右が改修後です。『タカモリ』のロゴもリニューアルされました。

しかし、写真でもわかるように、『タカモリ』のロゴは角度が変わっています。どこを基準に考えられているのかは不明です。

小生は、煙突は企業のアイデンティティと思いますし、高さがあって目立つものものを利用しないのはもったいないと思います。

高森興産はそれを知っていて、周辺の木も切って煙突がよく見えるようにしました。白単色に紺色の文字。実に品の良い煙突に生まれ変わりました。

 

 

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