いろいろな警鐘台

荒尾市の警鐘台

荒尾の警鐘台は、コンクリート柱に鋼製の梯子、警鐘台を取り付けたものが各分団に設置されています。

小生が見て回ったところ、残念ながら鉄骨警鐘台は発見できませんでした。

ただし、この警鐘台にも若干の相違があって、鉄部が塗装のものと亜鉛溶融めっきのものがあるようです。防錆面では後者が有利ではありますが、前者でもマメに塗装している分団もあるようです。

左が第8分団の桜山格納庫、右が第10分団の本村格納庫です。

警鐘台にはなっていませんが、緑ヶ丘分署の望楼です。しかし、監視には使われておらず、ホース干しやアンテナの架台となっております。

部材は山形鋼ではなく構造用鋼管で組み立てられていて、今風の造りになっています。近年、大きな力がかかる鉄塔に鋼管が使われていますが、見た目にもスマートですっきりしています。

長洲町の警鐘台

長洲町には鉄骨警鐘台が多く残っています。写真は左から第1、第4、第7、第8の分団格納庫の鉄骨警鐘台です。

長洲町の場合は、警鐘に加えて拡声器も備えています。近代技術が合理的に活用されていますが第1分団の警鐘台は完全に『拡声器台』となっています。

警鐘台の造りも第1分団のものは立派で四脚です。4、7、8分団の警鐘台は三脚で、ガセットプレートもなく、母材に直接ボルト穴を開けて部材を結合させています。

これによる断面欠損は大きいと思われますが、今も壊れていないこと経済設計の証(数理の裏付けがありませんが)と考えてもいいのかも…。【写真をクリックすると大きくなります】

 

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